|トップ>散策マップ>8.往時の東海道の面影を残す由比宿と 静岡市JR蒲原駅〜静岡市JR興津駅|
JR蒲原駅からJR興津駅までの間には由比宿、間宿西倉沢、と多くの見所があります。由比宿の本陣公園の歌川広重の美術館が必見であり、間宿西倉沢は当時の町割りや町並みが残り当時の旅人のような気分で歩けます。また、では広重が描いた世界と同じ眺望が望めます。
由比 清水銀行 |
正面に古代ギリシャ建築の柱の様式の一つイオニア式の柱が印象的な建物は、大正14年に建てられました。柱頭の渦巻き模様やレリーフに優雅さが感じられます。 国登録有形文化財に指定されています。 |
せがい造りと下り懸魚 |
由比の町並みに良く見られるせがい造りとは、深い軒先をつくるため、平軒桁へ腕木を付け足し、出桁(だしげた)として垂木を置く建築法です。軒を長くすることで、強い風雨や陽射しを遮ると同時に美しさを添えています。 下(くだ)り懸魚(げぎょ)は、軒桁の両端を風雨による腐食から守るために付けられたもので、雲版型の板に若葉、花鳥などの彫刻を施し、装飾も兼ねています。昔の人の美的センスに脱帽です。 |
倉沢 小池邸 |
江戸時代、寺尾村の名主を勤めていた小池家の屋敷です。母屋は明治期の建物で、低い軒の瓦葺き屋根、建物正面のくぐり戸付きの大戸や格子などにこの地域の民家の面影を残しています。東海道に関する資料や、甲州武田家に仕えたという小池家に伝わる高札、古文書などが展示されています。
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倉沢の道 |
古い町並みが続く倉沢地区は、の東に位置しています。江戸時代には茶屋があり、旅人はここで駿河湾の風景を楽しみながら、疲れを癒したことでしょう。倉沢地区はビワの産地で、6月頃からオレンジに色づいた実が見られます。 |
かつての東海道の難所は、現代では東名高速道路、国道1号線、東海道本線という交通の大動脈が通る要所となっています。ここからは、富士山をはじめ、駿河湾、伊豆半島、日本平が望めます。 |
プラタナスの並木 |
JR興津駅北側にある果樹研究所のプラタナス並木は、北海道大学のポプラ並木、東京大学の銀杏並木とともに明治の3並木道といわれています。農業視察をよく行っていた明治天皇が、もしかしたらここにもお越しになるかも来るかもしれない、ということから玉砂利が敷かれ、プラタナスが植えられました。日本中のプラタナスの木は、この木の子孫です。 |
桜えび |
4月〜6月、10月〜12月の漁期には、桜えびを干すために富士川河川敷が赤く染まり、風物詩なっています。こんな風に店先で干す光景も見られます。桜えびは、かき揚げ、酒蒸し、刺身、やきそば、お好み焼きと地元のお料理に欠かせません。 |