|トップ>散策マップ>14.律令時代から志太地域の中心地藤枝宿 藤枝市天王町〜島田市JR六合駅|
藤枝宿では東海道沿いは近代的な商店街となっていますが、よく見ると染物屋など伝統を継ぐ店もあります。また、天然記念物に指定されれる大樹も多く、沿道沿いの松並木も残っている場所もあり、歴史ある町の風情を感じます。
蓮花寺池公園 |
蓮華寺池の周囲にはたくさんの花々が植えられています。特に藤の花は見事で、毎年5月に行われる藤まつりには、たくさんの観光客が訪れます。 |
成田山新護寺 |
静岡県内唯一の成田山として知られています。建長年間(1249〜1256)後嵯峨上皇の子が鎌倉幕府六代将軍として、鎌倉へ向かう途中、この地で御所車の左輪が外れてしまい、車輪を直すため休息したという伝説が残っています。破損した左輪を埋めた場所は、現在左車神社として残っています。 |
飽波神社 |
仁徳天皇6年(316)の創建とされ、志太地方最古の神社と言われています。瀬戸川の災害から人々を守る神として信仰されています。 |
鬼岩寺 |
神亀3年(726)に行基開山の寺として伝えられ、弘法大師が鬼を大石に封じ込めたという伝説が残る寺院です。その大石は寺の裏山にまだあるそうです。寺内には鬼の爪痕が残る鬼かき石も残っています。 境内にある黒犬神社は、クロという霊犬を祀っています。昔鬼岩寺で飼われていたクロという名の犬は、東海随一の強い犬として知られていました。勝負、縁結びなどにご利益があるとされています。 |
志太郡衙跡 |
奈良、平安時代、600カ所にあったといわれる役所の跡です。現在ではそのほとんどが失われてしまっています。この遺跡では堀立柱建物、板塀、柵、門、土塁、石敷道路、井戸など、多くの遺構、遺物が発見され、一部が復元されています。国指定史跡です。 |
田沼街道分岐 |
相良城主となった田沼意次のお国入りのため、相良から大井川を渡って藤枝までの約7里(28Km)の道を整備しました。やがてこの道が幹線道路となり、田沼街道と呼ばれるようになりました。東海道と田沼街道の分岐は瀬戸川沿いにあったようです。 |
藤枝だるま |
文豪、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が愛し、小説「乙吉のだるま」に登場し、八雲だるま、乙吉だるまとも呼ばれる、藤枝のだるまは、160年以上の歴史を持っています。その特徴は一筆で一気に書き上げられた8の字の鬢です。 現在はだるまの形も様々で、鬢付のほかに、面長のもの、カボチャ型のもの、耳付のもの、など変わったものがあり、大きさも高さ60センチのものから、5センチのものまであります。 JR藤枝駅北口の藤枝市観光案内所で購入できます。 |
おたけせんべい |
藤枝宿で旅人のために煎餅を焼き、もてなしていた天野たけという婦人がいました。明治の初めの頃、おたけさんは梅の花を模した形の煎餅を焼くことを思いつきました。梅型の煎餅は旅人の間で評判となり「おたけせんべい」と呼ばれるようになりました。現在では形や味の種類も増え、軽く、淡い甘さを持った煎餅は、多くの人に愛されています。 |