トップ散策マップ>16.遠州路、小夜の中山峠と日坂宿 島田市JR金谷駅〜掛川市本村橋交差点|

 小箱根峠といわれた小夜の中山峠には、平成の道普請で再整備された金谷石畳と江戸時代の石畳が現存しているる菊川坂の石畳があります。25番目の日坂宿は家並みや当時の雰囲気が残る数少ない宿場です。

アクセス

マップ東
:JR金谷駅下車
マップ西
:JR掛川駅から掛川バスサービス東山線東山行 成滝東下車

マップ

東海道五十三次マップ

その他の見所


すべらず地蔵
 町民の手により据えられた木造のお地蔵さま。金谷坂の石畳は「すべらない」という特徴から、「すべらない」ようにと受験生が訪れます。

小夜の中山久延寺夜泣石
 久延寺は、奈良時代、行基の開基と伝えられているお寺です。山内一豊が、境内に茶室を作って関が原に向かう徳川家康をもてなしたところでもあり、茶亭跡と家康お手植えの五葉松があります。また、夜泣石伝説にまつわる子育観音としても有名です。夜泣石物語の小石姫(石言遺響のよると妊婦)を弔う供養塔は、門前の傍らにあったものを昭和40年頃境内に移しました。

小夜の中山句碑藤原家隆
 小夜の中山峠には、多くの歌碑が点在しています。古人に思いを馳せ、一つ一つ探しながら歩いてみませんか?写真は藤原家隆(ふじわらのいえたか)朝臣(あそん)の歌で「ふるさとに 聞きあらしの 声もにず 忘れ人を さやの中山」

二の曲がり
 旧坂口町から沓掛(くつかけ)へ至る急カーブのことを二の曲がりと呼んでいます。沓掛とは、峠の急な坂道にさしかかった所で沓(くつ)を履き替え、古い沓を木に掛けて旅の安全を祈願するという古い慣習によりついた地名です。

川坂屋成瀬大域書
 文政10年(1827)生まれの書家です。明治12年、天皇に書を献上し、楠正成愛用と伝えられる硯を賜ったことから、「賜硯堂」と号しました。法讃寺境内には大域自筆の暁心王碑があり、硯は10体の書が書かれた面扇とともに掛川城二の丸美術館に寄贈されています。

福天権現伊達方
 福天大権現は、菊川市西方の龍雲寺本堂脇に奉られていますが、江戸時代から願かけにご利益があるといわれ、江戸からも参拝者があったそうです。この道標は、東海道から参道へ導くものです。福天大権現は、現在も地元の人々に「福天さま」と呼ばれ親しまれています。

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